こんにちは☀
梅雨入り前なのに雨が続く少し憂鬱な毎日です。みなさんは雨は好きですか?私は最近公開されたレゲエのレジェンド『ボブマーリー』の映画を見るのがすごく楽しみで、唯一それが憂鬱を晴らしてくれます。今日はそんなボブマーリーの言葉を借りてお話を一つ。
”Some people feel the rain. Others just get wet”
ただ雨が降るのか、もしくは雨を感じるのか。
同じ環境にいても感じることが人によって違うように、捉え方次第でポジティブにもネガティブにも変えていける。また、ポジティブに変えて行ける(雨を感じることのできる)人はそう多くはないないとも感じます。
田中先生や田中先生の作品を見ていると、前者のパワーを感じます。絵を仕事にするきっかけはけしてポジティブばかりの状況ではなかったですし、アーティストと経営者の両立だって一筋縄にはいきません。けれどそのすべての壁や苦悩を越える力が作品に宿っているからこそ、あれだけ惹きつけられる、思わず立ち止まってしまう絵が描けるのだと思います。闇ともいえる人間の持つネガティブすら、作風の武器にしている。語りかけてくるんですよね、田中先生の絵って。
先生本人も『絵はネガティブや暗い部分がないと描けないし、買う側もそうゆう時に強く絵に惹かれる』というようなことを以前におっしゃっていました。ここで伝えたいのはけっしてネガティブ自体が悪いわけではなく、ネガティブから目をそむけずに、ネガティブと向き合うことでさらに生まれるポジティブがあるということです。絵を描くひとは、そのネガティブたちを含め、自分の深い部分と会話しているようにも見えます。
雨を感じて、ネガティブからポジティブを生み出すように
絵もただ見るだけではなく、感じて、対話してほしいと願います。
ー梅雨には田中拓馬作品をー